みなさんこんばんは〜
ジャンダルです
本日はまたまた日常のちょっとしたことにツッコミを入れていくシリーズです。
本日のお題
本日私が気になってしまったのは
「忘れかけてた」という言葉です。
この言葉は日常ではほとんど聞かないので「歌詞でしか使わない言葉ではないのか?」と思うぐらいです。
「忘れかけてた」という事はつまりその時点までは「忘れていた」という事なのです。
「眠りかけてた」とか「帰りかけてた」ならまだ途中という事がわかるんですが「忘れかける」とはなんなのでしょう?
辞書で調べると
もう少しで忘れてしまいそうになる、既に半ば忘れた状態になる、などの意味の表現。
Weblio辞書
とのことです、なんか曖昧ですよね。
古いアルバムを見て懐かしい気持ちになるのは「忘れていた」記憶を思い出したからであって、素直に「忘れていた」でいいのではないでしょうか、「忘れる」と「〜しかける」という言葉は本来マッチしないんです。
忘れかけてた〜 歌の実例
とは言え、とても情緒がある言葉なので歌詞にすると、ものすごくマッチしてくるんですよね。
「忘れかけてた」という歌詞は本当によく出てくるフレーズで、少しあげるだけでもどんどん出てきます
忘れかけてた 遠い記憶〜♪
JUDY AND MARY/ BLUE TEARS
忘れかけてた魔法とはつまり Joy!! Joy!!〜♪
SMAP/「Joy!!」
忘れかけた本当は忘れたくない君の名をなぞる〜♪
スピッツ/ 春の歌
うーん名曲揃いですね♪
歌詞にすると本当にシックリくるんです。
生活の中の「忘れかける」の使用例
そんな歌詞の世界をそのまま現実に落とし込んだ例文を2つほど見てみましょう
夫婦の会話で
ねえ、あなた結婚した頃の約束覚えてる?毎年旅行に連れて行ってくれるって言ったよわよね
うーん そうだっけ 忘れかけてたよ
忘れてたって素直に言いなさいよ‼︎
なんて事になるのではないでしょうか。
会社の上司と部下
おい〇〇君、今日の会議の資料はできているのか?
すみません、忘れかけてました💦
そんなもん忘れていたんだろ‼︎
なんて事になったりしてw
まあどうやってもそのまま使うのは、無理があると思うんですよね
まとめ
歌詞の中では「忘れかける」はとても情緒があり、遠い記憶を表現するには良い言葉だと思います。
だから長年に渡り使われているのでしょう。先に挙げた3曲以外にも昭和の頃のかなり昔の曲から、つい最近の曲までずーっと使われ続けています。
そんなことを考えながら「忘れかけてた」歌をじっくり聞いてみると哀愁漂う素晴らしい表現だなと、改めて見直してしまいました。
ただ実生活に落とし込むと
「なかなか使いずらくて、おかしな事になるよね」って話です。
「忘れる」という白か黒かの事象にグレーな曖昧さを加えた表現と言えるでしょう。
まぁ重箱の隅をつつくような事ですが、こういうのを発見するのが実は私、大好きなんです。
また他にも特定のシチュエーションでしか使わない言葉が見つかったらアップしますね。
それでは本日もご覧いただき
ありがとうございました〜