”詳細レビュー”　ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 宿泊記【クラブラウンジとレストラン】

今回の宿泊レビューでは、プリンスホテルのフラッグシップとして名高い「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」をご紹介します。このホテルは、マリオット・ボンヴォイのラグジュアリーコレクションにも名を連ねる、洗練された上質な空間が魅力です。

前回の記事では、客室やお部屋の様子を中心にお届けしましたが、今回はクラブラウンジでの贅沢なひとときと、夕食を楽しんだレストランの体験をご紹介します。非日常を堪能する滞在の続きをぜひお楽しみください。

↓前回の記事はこちらからご覧ください↓

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のクラブラウンジでは、1日3回のフードプレゼンテーションが行われ、クラブフロア宿泊者は軽食やアルコール、ソフトドリンクを無料で楽しむことができます。

夕食は館内のオールデイダイニング「OASIS GARDEN」でディナーコースをいただきました。

「空中庭園」をコンセプトにしたこちらのレストランでは、地中海料理をカジュアルに楽しむことができます。地上180mからの美しい眺望と、心地よい一流の接客に包まれながら味わうお料理は格別でした。

ぜひ、この贅沢で洗練されたひとときを、皆さんにも感じていただきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください！

　

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クラブラウンジ

まずはクラブラウンジの概要を見ていきましょう。

こちらがフードプレゼンテーションのスケジュールです。

クラブラウンジ　フードプレゼンテーションスケジュール
朝食	7:00 ～ 10:00
ティータイム	14:30 ～ 16:30
カクテルタイム	17:00 ～   19:00

• 対象宿泊：スイート／グランドデラックス／クラブフロア　※マリオットボンヴォイのプラチナエリート特典では入室できません
• 利用時間：チェックインからチェックアウトまで
• ドレスコード：スマートカジュアル
• お子さま（12才まで）：ご利用はティータイムまで

クラブラウンジの様子

クラブラウンジは館内34階に位置しており、レセプションから2フロア下がりますが、その眺望は圧巻で、上質なおもてなしが魅力です。

ラウンジの広さはコンパクトながら、窓に沿った細長いデザインが特徴で、どの席からも美しい景色を楽しめます。ただし、窓際の席は特に人気が高いため、空いていればぜひ確保するのがおすすめです。

ドレスコードはスマートカジュアル。男性はジャケット、女性はワンピースなどのエレガントな装いが好まれます。カジュアルすぎる服装、たとえばTシャツや短パンは控えるのがベターです。

　

こちらがクラブラウンジの入り口です。早速中に入っていきましょう。

　

窓際にあるソファーがとても気持ちいいので空いている時はぜひ座ってみてください。

　

こちらはフードやドリンクが置いてあるテーブルです。

　

クラブラウンジからの昼の眺望です。

赤坂、虎ノ門、六本木方面の景色です。左側に東京タワー、中央寄りの一番高いビルはまもなく日本で一番高いビルになる「麻布台ヒルズ」です。

　

　

こちらは国会議事堂側、永田町、霞ヶ関方面の景色です。

ちょっと左側のとんがり屋根が国会議事堂、中央の3棟並んでいる建物は議員会館です。まさに国の中枢ですね。

　

窓の外は東京のビル群が広がり絶景を作り出してくれています。東京のホテルでもこれほどの景色を誇るクラブラウンジは少ないのではないでしょうか。

　

チェックイン

クラブフロア宿泊者は、クラブラウンジでチェックインが可能です。

チェックイン開始時間は15:00ですが、少し早めに訪れて、ウェルカムドリンクを楽しみながらチェックインの時間を待つのがおすすめです。この時間で優雅な滞在の始まりを感じられることでしょう。

ただし、混雑状況によってはチェックイン手続きに時間がかかる場合も。焦らず、ラウンジの快適な空間でリラックスしながら待つのもまた一興です。

ティータイム

ティータイムは14:30～16:30。

いわゆるアフターヌーンティー形式で、スイーツや軽食を楽しむことができます。この時間帯はちょうどチェックイン時と重なるため、待ち時間に利用すると効率的です。

ウェルカムドリンクとスイーツプレートはスタッフが席まで運んでくれるので、ゆったりと楽しめます。また、複数人で訪れた場合には、アフターヌーンティースタンドに盛り付けられた華やかなスイーツが登場。思わず写真に撮りたくなる“映え”なひとときを過ごせるでしょう。

　

軽食

　

ドリンクやスナック、軽食はビュッフェスタイルで自由に楽しめます。種類は豊富とは言えないものの、一つひとつが丁寧に作られており、どれも美味しさにこだわりを感じます。シンプルながら満足感のあるラインナップが魅力的です。

　

　

お酒・ドリンク類

　

コーヒーはメーカーは2台あり、ひとつはこちらのイタリアの老舗ブランド「イリー」のエスプレッソマシンです。少量をクイっと飲み干す、いわゆるガチのエスプレッソがいただけます。

一般的なコーヒーやカフェラテ用のマシンもあります。さらにその右側のマシンはお湯が出るので紅茶をいただく場合に利用します。

その他のドリンクはこちらです。

ジュースや炭酸水などのソフトドリンクからビール、日本酒といったお酒まで揃います。

　

スイーツの後はスナック類をつまみながら過ごしました。夕暮れの東京の景色を見ながらゆっくりと贅沢な時間を過ごせました。

カクテルタイム

17:00～19:00はカクテルタイム。

軽食やお酒、おつまみを楽しめるフードプレゼンテーションが行われます。夜には照明が控えめになり、ラウンジ全体がシックで落ち着いた雰囲気に包まれます。ゆったりとした時間を過ごすには最適なひとときです。

　

軽食

　

ホットミールはグリルチキンと野菜と蟹のフラン、本日の魚のポアレ•ジェノベーゼソースの3種類でした。

コールドミールはいなり寿司と青きゅうり漬、ピリ辛こんにゃく•レモンザーサイ、チャーシューとクラゲ•ポン酢でした。

　

スイーツはベリーショート、マカロン（抹茶）、チョコレート シナモンオレンジでした。チョコレートはティータイムと同じものです。

お酒・ドリンク類

カクテルタイムからはお酒がたくさん出てきます。シャンパンや白ワイン、ウィスキーやウォッカ、リキュール類など一斉に揃います。

　

ウィスキーはブレンデッドスコッチの「シーバスリーガル」、サントリーのグレーンウィスキー「知多」、ケンタッキーバーボン「メーカーズマーク」です。その他、ジン「ボンベイサファイア」、ウォッカ「ピナクル」などなど見ているだけでも楽しいです。

シャンパン「パイパー・エドシック」と白ワインが氷に漬けられてしっかり冷えていました。ソフトドリンクやビール、日本酒はティータイムと同じです。

食べたもの

こちらは僕がいただいたものです。軽食類は全部持ってきてしまいました（笑）特に魚のポアレ•ジェノベーゼソースが絶品で、味わい深い一品でした。

　

スイーツ類も少しいただきました。

　

クラブラウンジからの夜景

　

ここからはクラブラウンジからの夜景をお楽しみください。

　

この写真はソファに座った状態で撮った写真です。くつろぎながらこんな夜景が見られるなんてとても贅沢な時間の過ごし方ですね。

　

ラウンジからはどの席からも東京タワーがよく見えます。

夕食レストラン

　

今回の宿泊では、館内のレストラン「オールデイダイニング・オアシスガーデン」で夕食を楽しみました。

他にもホテル内には、36階のオールデイダイニング「オアシスガーデン」をはじめ、35階の和食レストラン「WASHOKU蒼天」、バー「Sky Gallery Lounge Levita」、そして「The Bar illumiid」といった多彩な飲食施設があります。

オールデイダイニング オアシスガーデン	地上約180ｍの景色と共に、 環地中海料理を楽しむ オールデイダイニング
WASHOKU 蒼天 SOUTEN	懐石・鉄板焼・寿司、伝統の味をコンテンポラリーなテイストで提供する新しい「ＷＡＳＨＯＫＵ」レストラン
Sky Gallery Lounge Levita	“浮遊感”漂う2フロア吹き抜けのカクテルラウンジ・バー
The Bar illumiid	重厚感漂う落ちついた雰囲気のオーセンティック・バー

オアシスガーデンでのディナー

　

それではオールデイダイニング「オアシスガーデン」でのディナーの様子をご紹介します。

営業時間	7:00～22:00 （LOコース料理21:00、アラカルト21:30）

「オアシスガーデン」は「空中庭園」をコンセプトにしたレストランで、素晴らしい景色を楽しみながら食事ができるのが魅力です。

オールデイダイニングということでカジュアルな雰囲気も漂いますが、高級ホテルのレストランならではのスマートカジュアルなドレスコードがあり、お料理のクオリティも「流石」と思わせてくれる素晴らしい内容でした。

　

コース料理は次の四種類です。

コース	料金	特徴
Garden	¥10,000	・メインディッシュを肉・魚料理から選べる
NATURE DELIGHT	¥12,000	・ベジタリアン、ヴィーガン用コース
Oasis	¥15,000	・味はもちろん盛りつけにもこだわった一皿が並ぶ
Azure	¥20,000	・料理長のアイデアと技の光る

今回は一番ベーシックな「Garden」というコースをいただきます。その他にもアラカルトやハンバーガーやピザ、パスタも充実しています。

⇩最新の詳細メニューはこちらからご確認ください。

オアシスガーデンディナーメニュー

「オアシスガーデン」では、席によって異なる3つの方向からの絶景を楽しむことができます。東京タワー（南東）、東京スカイツリー（北東）、そして池袋から新宿方面（北西）と、座るテーブルによって楽しめる景色が異なるのが魅力です。

今回は、東京タワーがよく見える席に案内していただきました。

　

まずは「お食事の始まりの一皿」として前菜の前菜（スモールアペタイザー）が出てきました。野菜の旨みがしっかりと感じられ、素材の良さが際立つ一品でした。

前菜は、見た目にも美しく、手間暇かけられた繊細な盛り付けが楽しめました。

　

本日のパスタは、太麺のオイルパスタで、もっちりとした食感が楽しめました。見た目は少し少なめに感じましたが、意外にもボリューム感があり、満足感をしっかりと得られる一皿でした。

メインディッシュは肉料理と魚料理から選べ、今回は肉料理の「鴨モモ肉のプレゼ 赤ワイン風味」をお願いしました。プレゼとはフランス料理の「蒸し煮」の技法で、鴨肉が驚くほど柔らかく仕上がっていました。

分厚い鴨肉がじっくりと蒸し煮され、コク深い赤ワインソースと絡み合って、豊かな旨みが広がります。深みのある絶妙な味わいは、まさに至高の一品でした。

　

最後に、「シェフパティシエより季節のデザート」として、絶品のティラミスをいただきました。濃厚なマスカルポーネとベリーの酸味が見事に調和し、甘さと酸味が絶妙にバランスを取った一品でした。口の中で広がる豊かな味わいに、思わず感動してしまうほどの美味しさでした。

さらに、この日は私の誕生日だったこともあり、サプライズでバースデープレートが提供されました。ホテル側と連携による心温まる配慮に深く感動し、特別な一日がさらに素晴らしい思い出になりました。

食後には香り高いコーヒーをいただき、今回のコース料理は終了となりました。絶景の眺望と、心を込めて作られた美味しいお料理が織りなす贅沢なひとときは、まさに至福の時間でした。贅沢な空間で、心温まるサービスと共に、最高の食事を楽しむことができ、大満足のディナーでした。

　

オールデイダイニングというカジュアルな雰囲気ながら、提供されるコース料理は手が込んでおり、美しい盛り付けと共に一品一品がしっかりと作り込まれていました。アラカルトではピザやハンバーガーなどの軽食も楽しめるため、利用シーンに合わせて気軽に訪れることができます。

また、オアシスガーデンはアフタヌーンティーでも非常に人気があり、季節ごとに変わるスイーツメニューはまるでアートのように洗練されています。目で楽しみ、味わって満足できる美しいスイーツが魅力的です。

高級ホテルにふさわしい上質なお料理と素晴らしい接客が提供される中、堅苦しさを感じさせることなく、フレンドリーでありながらも絶妙な距離感を保って接していただけたのが印象的でした。全体的にとてもリラックスした空間で、贅沢なひとときを楽しむことができました。

レストラン・バー

ここからはそのほかのレストランやバーをご紹介します。

Sky Gallery Lounge Levita（35階）

まずは「Sky Gallery Lounge Levita」さんです。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町と言えば、この壮大な景色が象徴的で、ホテルの代表的なバーとしても知られています。公式サイトのヘッダーにも使用されているこの風景は、訪れる人々にとって特別な印象を与えることでしょう。

「滝」をイメージした美しいガラスアートが2フロアにわたって広がり、その圧倒的な存在感が一際目を引きます。精巧に計算されたデザインによって、バーの真正面には東京タワーが美しく映し出されるという、唯一無二の構造が完成されています。この風景を目の前にすれば、誰もがその美しさに驚嘆することでしょう。

　

正面が階段になっていて下に降りていくとお店が広がっています。

　

バーではありますが毎週火曜日、金曜日はクラブDJによるイベントも開催され、音楽に身を委ねながらお酒を楽しむこともできます。その他にもイベントは各種開催されているので気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

⇩イベントはこちらからご確認ください
　Sky Gallery Lounge Levitaプラン一覧

⇩メニューはこちらからご確認ください
　Sky Gallery Lounge Levitaメニューのご案内

　

WASHOKU 蒼天 SOUTEN（35階）

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町にもう一つある注目のレストランが「WASHOKU 蒼天 SOUTEN」です。

和食をベースにしたこのレストランは、「アイス」をコンセプトにクリスタル調の洗練されたインテリアで、伝統的な和の要素を超越したモダンでスタイリッシュな空間が広がります。

お酒好きにはたまらないSAKEバーや、鉄板焼きカウンター、寿司カウンターなど、様々な調理スタイルを楽しみながら、和の魅力を存分に味わうことができます。さらに、個室も完備されており、さまざまなシーンに合わせて、贅沢な時間を堪能できるレストランです。

　

illumined THE BAR（35階）

次にご紹介するのは「illumined THE BAR」です。

こちらは、伝統的なオーセンティックバーとして、大人の隠れ家のような落ち着いた雰囲気が漂うバーです。シガーを楽しみながら、贅沢なひとときを過ごすことができる、重厚感ある洗練された空間が広がっています。

「Sky Gallery Lounge Levita」がオシャレで活気あふれるパーティー向けの空間であるのに対し、「illumined THE BAR」は、より落ち着いてお酒と会話を楽しむための社交的な場所。まさに「ガチBAR」として、深みのある一杯をゆっくり味わいたい大人のための空間です。

　

まとめ

　

それでは「ザ•プリンスギャラリー東京紀尾井町」のクラブラウンジとレストランの感想をまとめたいと思います。

よかった点

クラブラウンジの眺望の良さ
東京タワーが一望でき、近隣ビルがイルミネーションのように景色を彩る素晴らしい眺望

クラブラウンジの軽食の質の高さ
ホットミールやスイーツなど質が高く、美味しい料理が揃っている

オールデイダイニング「オアシスガーデン」のホスピタリティの高さ
美味しい料理、素晴らしい眺望、おもてなしで特別感を感じる　

「Sky Gallery Lounge Levita」の圧倒的な空間演出
独自の世界観を持つバーで、異世界のような体験ができ、ホテル全体の魅力を引き立てる

気になった点

クラブラウンジのフードの種類が少ない
軽食やおつまみの提供はあるものの、他のホテルと比べると少し物足りない印象。

レストランでのお料理の内容と接客のカジュアルさが多少アンバランスな印象
カジュアルな雰囲気と、コース料理の素晴らしい内容に少しアンバランスを感じた

おわりに

「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」のクラブラウンジとレストランでの夕食は、まさに贅沢で非日常的なひとときを提供してくれました。

眺望に関しては、周囲の高層ビルが密集していないため、視界を遮るものがなく、東京の美しい夜景を存分に楽しめる絶好の環境です。遠くまで広がる夜景を眺めながら、贅沢な時間を過ごすことができました。

クラブラウンジは、ゆっくりと連泊したり、優雅な滞在を楽しみたい方におすすめです。レストランでは、美味しい料理とともに、心温まるホスピタリティ溢れる接客を受けることができ、満足感のある素晴らしい食事体験が堪能できます。

ホテルに滞在する主な目的はもちろん宿泊ですが、クラブラウンジでのリラックスしたひとときや、レストランでの上質なお食事など、普段では味わえない高級な体験を楽しむことが、滞在の満足度を大いに高めてくれます。これらの素晴らしいひとときをぜひ体験していただきたいと思います。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。

　

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ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町
〒102-8585東京都千代田区紀尾井町1-2
TEL: 03-3234-1111
公式HP：https://www.princehotels.co.jp/kioicho/
アクセス：東京メトロ南北線 永田町駅（9-a口）直結
開業年：2016年7月27日
チェックイン15:00/チェックアウト12:00
お部屋：総客室数250室
大浴場：30階SPA & FITNESS KIOI　※サウナ有り
駐車場：有り　１泊につき3,000円　※ヴァレーサービス有り