今回は、横浜・山下町にある「ハイアットリージェンシー横浜」をご紹介します。
2020年5月23日に開業したこのホテルは、横浜中華街や山下公園など人気観光地から徒歩圏内という抜群の立地に位置しています。全315室の客室は、いずれも37㎡以上のゆとりある空間設計。港町・横浜の情緒を感じさせるアートが随所に飾られ、プレミアムで落ち着いた雰囲気を演出しています。
「ハイアットリージェンシー」は、ハイアットブランドの中でも上質なサービスを提供する高級ライン。
パークハイアットやグランドハイアットほど格式張らず、より手の届きやすいプレミアムホテルとして位置づけられています。
開業からまだ5年。館内設備はどれも新しく、各予約サイトでも非常に高い評価を獲得。実際に宿泊してみても、その満足度の高さを実感できる滞在でした。
この記事では、客室や館内施設の魅力を中心にレビューします。
次回の後編では、エグゼクティブラウンジ、バー「The Union Bar & Lounge」、そして朝食の様子を詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお楽しみください。
🚧後編の記事は現在執筆中です🚧
良かった点
- 設備が新しく快適
- 高層階の眺望の良さ
- 観光に便利な周辺環境
気になった点
- ラグジュアリーホテルとしては高級感がやや低い
- デスク、ソファの使い勝手が良くない
- クラブラウンジや低層階の眺望がイマイチ
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建物の様子
こちらが「ハイアットリージェンシー横浜」の外観です。
ビジネス街に颯爽と建つ、周りの建物に調和した都会的な印象でとてもスタイリッシュですね。夜になると突然印象を変えライティングのオシャレさとともに高級ホテルへと表情が変わります。

こちらがメインエントランスで、車が乗り付けられるようになっています。結婚式のゲストの方々がひっきりなしに出入りしており、とても華やかな雰囲気でした。

フロントは広々として落ち着いた印象で、背面の壁には江戸切子をモチーフにした装飾が施されています。デスクには大理石が使われており、上質で洗練された雰囲気が漂います。
クラブルームやスイートルームの宿泊者、またグローバリスト会員の方は、クラブラウンジでゆったりとチェックインが可能です。スタッフさんに案内してもらえば、よりスムーズに手続きができます。

チェックインを済ませたら、客室へ向かいます。
ジャンダルエレベーターは5機ですが、スピードが早く待ち時間はそれほどありませんでした。




今回の客室は1823号室。21階建ての18階なので上層階にアサインしていただけました。




客室の様子
それでは、ここから客室内をご紹介します!
今回宿泊したのは「クラブツイン」広さは37㎡です。金屏風をモチーフにしたベッドボードが特徴的なお部屋です。



屏風やカーペットの模様がオシャレでスタイリッシュですね。


眺望は、正面に横浜マリンタワー、左手には横浜ベイブリッジや氷川丸を望むことができます。まさに港町・横浜を象徴するような景色が広がっていました。


次は、窓側から見た客室です。水まわりを壁ではなく引き戸で仕切ることで、圧迫感がなく、より広々とした印象になっています。


窓際にはソファがあり、足を伸ばしてゆったりくつろぐことができます。


デスクまわり
ここからは細部をチェックしていきます。
デスクはコンパクトながら木製でしっかりとした造り。ビジネス利用でも十分対応できそうです。デスク上には各種案内や電話が置かれており、必要な設備がひと通り揃っています。コンセントや照明の操作はベッド側と共通になっているため、後ほどあわせてご紹介します。


テレビは東芝製の55型で、ベッドに寝転がりながら大迫力の映像を楽しめます。クロームキャストを利用すれば、スマホの画面をテレビに映すことも可能です。
スマートテレビ用のリモコンも備わっており、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスも視聴できます。



僕のときはスマートテレビが起動しませんでした。気になる方は、事前にホテルへ確認されるのが安心です。


Wi-Fiは上り下り普通レベルで、動画を見る分には問題なかったです。




ベッドまわり
ここからはベッドまわりです。
ベッドはキングサイズ(200×203cm)で、ゆったりとくつろげる大きさ。ベッドボードは、和紙に金属の箔を施す伝統的な技法で作られているとのことです。さらに「破損した場合は補修費用20万円を請求させていただきます」との注意書きもあり、繊細な装飾であることがうかがえます。これは触れずに眺めて楽しむのが賢明ですね。


ベッドの左側には各種照明スイッチ、ACコンセント、USBタイプA端子があります。
ベッドの右側には各種照明スイッチ、ACコンセント、USBタイプA端子、目覚まし時計がティッシュペーパー配置されています。




ベッドは、150年の歴史を誇る老舗ベッドメーカー「シモンズ」社製。硬めの印象が多いシモンズの中では珍しく、やや柔らかめの寝心地でした。ふわりと体が包み込まれるような感覚で、とても快適に眠ることができました。
寝間着はセパレートタイプのパジャマが用意されていました。



個人的にはこのパジャマタイプが一番寝やすくて好きです。




ミニバー・クローゼット
こちらはミニバーコーナーです。
キャビネットの上にはコーヒーメーカーとボトルウォーターが2本置かれています。フロントに連絡すれば、お水は追加してもらうことも可能です。
ミニバーに用意されたコーヒー、紅茶、緑茶はすべて無料。コーヒーはUCCのドリップポッド式で、淹れたての香り豊かな一杯を楽しめます。


キャビネット左側にはセキュリティボックスと冷蔵庫があります、冷蔵庫の中は空でした。引き出しにはグラス、カップ類、ケトル、アイスペールなどが収納されていました。



氷は設置階の製氷機まで取りに行く必要があります。








こちらはクローゼットです。
アイロン、アイロン台、ルームシューズ、パジャマ、シューシャインセットがあります。






ウェットエリア・アメニティ
ここからはウエットエリアとアメニティのご紹介です。
洗面台はオープンスタイルで、圧迫感のない開放的な造りになっています。パーテーションで仕切ることもできるため、プライバシーにもきちんと配慮されています。


木製のパーテーションで仕切るとこんな感じで中が見えなくなります。


洗面台にはハンドソープ、うがい用のコップがあります。バスタオルは下の棚、引き出しには各種アメニティが入っていました。








アメニティはサンフランシスコ発のAGRARIAのTea Infusion。優しい紅茶の香りが心地よく癒やしの時間を彩ります。スキンケアセットは「雪肌精」これは女性は特に嬉しいところですね。



最近では珍しくアメニティが個包装されているのは嬉しいです。




ドライヤーはPanasonicの「イオニティ」、歯ブラシはコンパクトで柔らかく磨きやすかったです。



ドライヤーが「イオニティ」なのはちょっと寂しいですね。せめて「ナノイー」が欲しいところです。




バスルーム
バスルームにはシャワーとは別にバスタブがあり、体を洗ったあとにゆっくりと湯船につかることができます。バスタブ自体はそれほど大きくありませんが、形状が工夫されていて快適に入浴できました。シャワーは手持ちタイプとレインシャワーの両方が設置されています。



設備が新しいので、清潔感があり気持ちよく使うことができました。






トイレ
トイレはTOTOウォシュレット、こちらも壁にリモコンが付いた新しいタイプです。


館内施設
館内施設についてご紹介します。
高級ホテルとしては比較的コンパクトな建物で、施設の数は多くありません。館内にはレストランやバー、ブライダル施設などがありますが、大浴場やリラクゼーションスパといった設備はありませんでした。
フィットネスジム
ホテル内にはフィットネスジムも完備されています。宿泊者は無料で利用することができます。
| フィットネスジム |
| 宿泊者料金/無料 営業時間:24時間 ※ジム用品の貸出サービスは行っておりません。 お客様ご自身でご準備頂きますようお願い致します。 |


リビングスペース
ロビー横にあるリビングスペースです。
暖炉の前にはソファが並び、ゆったりとくつろげる空間になっています。日の入りとともに暖炉に火が灯り、穏やかで贅沢な時間を過ごせます。






クラブラウンジ
クラブルームおよびスイートルームの宿泊者、そしてワールド オブ ハイアットのグローバリスト会員は、クラブラウンジを利用できます。
クラブラウンジの詳細については、後編の記事で詳しくご紹介しますので、ぜひお楽しみに。


夜景について
ここからは夜景をご紹介します。
横浜は、日本でも屈指の夜景が美しい街として知られています。横浜ベイブリッジやマリンタワー、みなとみらいエリアなど、街のあちこちに光がきらめき、どの角度から見ても絵になる美しさです。
まずは、今回宿泊した18階ベイビューのお部屋からの景色をご覧ください。横浜ベイブリッジや港の灯りが輝き、幻想的で心に残る眺めでした。


横浜マリンタワーもライトアップされ美しいイルミネーションを見せてくれます。


こちらはホテルの外観です。植栽がライトアップされて一気に夜の雰囲気に様変わりしていました。


こちらは外から見たThe Union Bar & Lounge(ザ・ユニオンバー&ラウンジ)です。ホテルの象徴ともいえるシャンデリア「ヨコハマムーンライト」が、ガラス越しに美しく輝いているのがよく見えます。


アクセスと周辺案内
アクセス・駐車場・コンビニについて
アクセス
電車の場合はみなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩3分、 東京都心から来る場合は「元町・中華街駅」から徒歩5分で着きます。
駐車場
ホテル内に立体駐車場のご用意があります
- 収容台数 108台
- 車高制限2.0m
- 入庫より22時間 2,000円(税込)
- バレーサービスなし
コンビニエンスストア
ホテルから道の反対側にローソンがあります。
ローソン 山下町本町通店
- 営業時間 24時間営業
- アルコール、タバコ有り
セブン派の方は徒歩2分ほどのところにあるセブン-イレブンがあります。
セブン-イレブン 横浜山下町本町通り店
- 営業時間 24時間営業
- アルコール、タバコ有り


まとめ
それでは最後に「ハイアットリージェンシー横浜」の感想をまとめます。朝食とクラブラウンジについては、次回の記事で詳しくご紹介しますのでお楽しみに。
良かった点 ⤴
・設備の新しさ
2020年開業とまだ新しいホテルのため、館内や客室の設備がとてもきれいで快適に使える。ウエットエリアをオープンにすることで開放感が生まれ、実際の面積以上に広く感じられる点も魅力。
・高層階の眺望の良さ
横浜ベイブリッジやマリンタワー、氷川丸など、横浜港を象徴する景色を一望。特に夜は各施設がライトアップされ、雰囲気が一変。横浜ならではのロマンチックな夜景を堪能できる。
・観光に便利な周辺環境
中華街や山下公園など、横浜を代表する観光地が徒歩圏内にあります。“中華街でディナーを楽しんだあと、山下公園をお散歩してホテルに戻る”というコースもおすすめです。
気になった点 ⤵
・ラグジュアリーホテルとしては客室の高級感がやや低い
高級ホテルではあるものの、公式サイトで謳う“ラグジュアリーホテル”の印象ほどではなく、客室にはやや簡素さも感じられます。ミニバーにアルコールがなかったり、クローゼットがオープン仕様になっているなど、部分的にコストカットの意図が見える点は惜しいところです。
・デスク、ソファの使い勝手が良くない
デスクまわりは照明がベッドと共用になっていたり、椅子も簡易的で長時間の作業には不向きな印象。ソファもくつろぐにはやや奥行きが足りず、快適さに欠ける点がありました。
・クラブラウンジや低層階の眺望がイマイチ
建物自体がそれほど高くなく、周囲もビルに囲まれているため、3階のクラブラウンジや低層階の客室では眺望はあまり期待できません。クラブフロアやスイートなど上層階であれば、横浜らしい景観を十分に楽しめます。


おわりに
ハイアットリージェンシー横浜は、港町ならではの異国情緒と上品な高級感を楽しめるホテルでした。
実際に宿泊してみると、2020年開業という新しさを感じる設備や、機能的に設計された客室など、快適で気持ちの良い滞在ができました。
特に印象的だったのは、エントランスに輝くシャンデリア「ヨコハマムーンライト」の幻想的な光と、客室から望む横浜ベイブリッジや港の夜景の美しさ。どちらも忘れられない思い出として心に残ります。スタッフの方々も親しみやすく丁寧で、滞在全体をより心地よいものにしてくれました。
また、中華街や山下公園が徒歩圏内という立地も魅力で、観光や散策を楽しみながらホテルステイを満喫できます。大変満足できるホテルなので皆さんもぜひ、一度足を運んでみてください。
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クラブラウンジ・BAR・朝食について
クラブラウンジとBAR、朝食の様子は後編の記事でご紹介しています。
🚧後編の記事は現在執筆中です🚧



最後までご覧いただきありがとうございました〜
ハイアットリージェンシー横浜
〒231-8340 神奈川県横浜市中区山下町280-2
TEL:045-222-0100
アクセス:みなとみらい線「日本大通り」徒歩3分
開業年:2020年5月23日
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
お部屋:総客室数315室
大浴場:無し(サウナなし)
駐車場:有り ホテル内立体駐車場(108台 2,200円/泊 22時間)










