今回は、東京・西新宿の外資系老舗ホテル「ヒルトン東京」をレビューします。
ヒルトン東京は、日本初の外資系ホテルとして1963年に赤坂で開業。その後さまざまな変遷を経て1984年9月に現在の新宿へ移転しました。
シティホテルの先駆けとして、日本のホテル業界に大きな影響を与え、最新の設備やサービスを提供しながら、多くの宿泊客を迎えてきた歴史あるホテルです。
この記事では、客室や館内施設の魅力を詳しくご紹介。次回後編では、エグゼクティブラウンジや朝食についてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
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良かった点
- 高層階からの眺望
- 高レベルのサウナ
- アクセスの良さ
気になった点
- 寝間着が浴衣しかない
- アメニティが簡素
- バスタブがちょっとせまい
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建物の様子
こちらが「ヒルトン東京」の外観です。
S字を描く曲線のファサードが特徴的で、築年数を感じさせない洗練されたデザイン。都会の景観に溶け込みつつ、存在感を放っています。
ちなみに撮影場所は、映画『君の名は。』の冒頭に登場する「新宿警察署裏交差点」です。

メインエントランスはロータリー状になっており、観光バスの乗り入れが可能。団体客の出入りが絶えません。


フロントはシックで落ち着いた雰囲気です。
エグゼクティブフロア宿泊者やヒルトン・オナーズダイヤモンド会員はエグゼクティブラウンジでのチェックインも可能。スタッフさんに案内してもらうのが良いでしょう。

チェックインを済ませたら、ルームキーを受け取り客室へ向かいます。

エレベーターは6機ありますが、客室数が多いため待ち時間が発生することもありました。




今回の客室は3717号室。アップグレードしていただき、エグゼクティブラウンジと同じ上層階にアサインしていただけました。




客室の様子
それでは、客室内をご紹介します!
今回宿泊したのは「キングエグゼクティブ with ソファーベッド」。広さは35㎡あり、一般的な客室よりゆとりがあります。



ソファーを広げるとベッドになり、3名まで宿泊可能です!


眺望は新宿駅側の北東方向。高層ビル群が目の前に広がり、開けた景色は期待できませんが、大都会ならではの迫力ある景色が楽しめます。


次は窓側から見た客室の様子です。
書道の仮名文字を模したカーペットや、障子をイメージした引戸など、和風のエッセンスが随所に取り入れられており、とてもオシャレです。


このソファは、3名宿泊時にベッド(160cmx200cm)もなるソファーベッドで、部屋名の由来となっています。


デスクまわり
ここからは細部をチェックします。
デスクはガラステーブルで、広さも十分。椅子が2脚あるのも嬉しいポイントです。


デスク上には各種案内、電話、デスクライトが備えられています。壁面にはユニバーサルコンセント、ACコンセント、USBタイプAのポートも完備されています。




テレビはシャープ製の50型4K液晶テレビで、迫力のある映像が楽しめます。


このテレビはスマートテレビには対応していませんが、横にHDMI端子を差し込むケーブルが用意されています。通常であれば、Amazon Fire TV Stickを挿せば、NetflixやYouTubeなども視聴可能ですが、今回はWi-Fi接続がうまくいかず、視聴できませんでした。



一度ホテル側にお問い合わせする事をオススメします。
Wi-Fiは上りも下りも超爆速で、過去イチレベルで速かったです。




ベッドまわり
ここからはベッドまわりです。
ベッドはキングサイズ180×205cmでした。
桐材の網代組みという工法で仕上げられたヘッドボードが、光の加減により模様が浮き上がりとても美しかったです。


ベッドの左側には照明、ACコンセント、USBタイプA、足元灯、ティッシュペーパー、ワイヤレス充電器があります。
ベッドの右側には照明、室内灯、足元灯、ACコンセント、電話が配置されています。




ベッドは全米売上No.1のマットレスブランド「サータ」社のヒルトン・セレニティベッド。少し硬めの寝心地です。枕は低めなので首への負担が少なく、快適に眠れました。
寝間着は浴衣のみで、パジャマの用意はありませんでした。



僕は浴衣だとすぐにはだけてしまうので苦手なんです。別にパジャマが選べると、嬉しいんですけどね。




ミニバー・クローゼット
つぎはエントランス周辺を見ていきましょう。


お部屋に入ってすぐミニバーコーナーです。
ミニバーの棚は漆をイメージした仕上げが施されており、和の風合いが感じられます。


こちらのミニバーにあるコーヒー、紅茶、緑茶は無料でいただくことができます。コーヒーはネスプレッソが設置されていて、淹れたての美味しいコーヒーを堪能できます。



ボトルウォーターは追加していただくこともできます。




ミニバーの下の棚には、右側に冷蔵庫、左側にカップやケトルがあります。冷蔵庫は空になっていました。




ミニバーの向かいはクローゼットです。
アイロンやアイロン台、スリッパ、セキュリティボックスなどが備えられています。




ウェットエリア・アメニティ
ここからはウェットエリアとアメニティのご紹介です。
トイレと洗面台は一体となっています。


スッキリとまとまっていて、非常に使いやすい洗面台でした。


アメニティはヒルトンおなじみのクラブツリー&イブリン。スキンケアはボディローション以外は置かれていませんでした。
歯ブラシは小さめで毛先が柔らかく、磨きやすかったです。




グルーミングアメニティは紙の袋に個包装されて提供されています。



アメニティは必要最低限で、ちょっと寂しい印象です。




洗面台の下にはバスタオルとなにやらオレンジ色のケースが置いてありますね。


ケースを開けると…




なんとDysonのドライヤーが入っていました。ドライヤーだけでツヤのある髪に仕上がり、髪の水分量を守りながら早く乾くのが特徴です。




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バスルーム
バスルームにはシャワーとは別にバスタブがあり、体を洗った後もゆったりとお風呂に浸かることができます。



バスタブはあまり広くないので、足を伸ばして入ることは難しいでしょう。


シャワーは手持ちのみで、レインシャワーはありません。水圧は日本のホテルでは珍しく、少し弱く感じました。


バスアメニティや石鹸もクラブツリー&イブリンでした。




トイレ
トイレはTOTOウォシュレット、壁リモコンの新しいタイプです。


館内施設
館内施設についてご紹介します。
老舗ホテルならではのショッピングアーケード、レストラン、ブライダル施設など、館内施設は非常に充実しています。
フィットネスセンター
ホテル内にはフィットネスセンターも完備されています。宿泊者はジム、プール、サウナを無料で利用することができます。
ジム、プール、サウナ(大浴場) |
宿泊者料金/無料 外来者のご利用/各施設利用¥7,700 メインジム:24時間 ※スタッフ常駐時間は6:00~22:00 |
サウナ(大浴場)
サウナーの皆様お待ちかねのサウナをご紹介します。
ジムの更衣室の奥にある大浴場内にサウナがあります。サ室は少々狭めで、8名も入ればいっぱいになりますが、温度が高く、短時間で大量の汗が吹き出します。水風呂は14℃と冷たく、心地よい「ととのい」に導いてくれます。



シッカリ熱いサウナにキンキンに冷たい水風呂の組み合わせで、レベルの高いサウナを楽しめました。
サウナ詳細 | |
サウナ室温度 | 95℃ |
水風呂 | 14℃ |
※タオル使い放題 ※ととのいチェア無し ※テレビ無し | ※定員8名程度
室内プール・ジム
プールとジムには行きませんでしたが、どちらもとても充実しています。




屋外テニスコート
屋外にはテニスコートも完備されており、ピックルボールも楽しむことができます。
屋外テニスコート・屋外ピックルボール | |
営業時間 | 7:00~21:00 |




リラクゼーション
ボディケア、オイルトリートメント、フットケア、フェイシャル、ヘッドケアなど多彩なメニューを個室で楽しめます。


エグゼクティブラウンジ
エグゼクティブフロア宿泊者やヒルトン・オナーズダイヤモンド会員は、エグゼクティブラウンジを利用できます。
エグゼクティブラウンジの詳細は後編の記事でご紹介しますので、ぜひお楽しみに!


夜景について
ここからは夜景をご紹介します。
副都心・新宿の高層ビルに囲まれたヒルトン東京は、夜景も魅力的。特に高層階からの眺めは格別の美しさがあります。
まずは、今回宿泊した37階のお部屋からの景色をご覧ください。


代々木方面に目を向けると、ペンシル形状が特徴的な「NTTドコモ代々木ビル」が美しくライトアップされているのが印象的です。


1階のエントランスも夜になると照明が抑えられ、落ち着いた雰囲気へと変わります。


こちらはバー&ラウンジ「ZATTA」。ムーディーで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとお酒を楽しむ贅沢な時間を過ごせます。


アクセスと周辺案内
アクセス・駐車場・コンビニについて
アクセス
電車の場合は都営大江戸線「西新宿駅」から徒歩2分、同線「都庁前駅」から徒歩3分、 JR「新宿駅」 からは徒歩10分です。
JR「新宿駅」新宿駅西口京王デパート前、バス停21番乗り場からは無料シャトルバスが毎日循環運行しており、便利にアクセスできます。
シャトルバス時刻表(PDF)
駐車場
ホテル地下2階に駐車場のご用意があります
- 普通車収容 280台
- 車高制限2.1m
- 1泊につき1,500円(24時間以内)
- バレーサービスなし
コンビニエンスストア
ホテル内地下1階に生活彩家があります。
生活彩家 ヒルトピア店
- 営業時間 7:00〜22:00
- アルコール有り、タバコ無し
生活彩家ではちょっと物足りないという方や22時以降の買い出しには、お向かいのホテル、ハイアット・リージェンシー東京の地下にある、セブンイレブンがオススメです。
セブンイレブン ハイアットリージェンシー東京店
- 営業時間 24時間営業
- アルコール、タバコ有り


周辺観光について
ここからは周辺の観光施設についてご紹介です。
東京都庁
https://www.yokoso.metro.tokyo.lg.jp/kengaku/index.html
新宿副都心を代表する高層ビルで、1991年に竣工しました。高さ243mで、1993年に横浜ランドマークタワーに抜かれるまでは日本一の高さを誇っていました。
第一本庁舎の45階には無料の展望室があり、地上約200mから東京スカイツリーや富士山までを一望することができます。


新宿中央公園
https://shinjukuchuo-park.jp/about
新宿区立の都市公園として最大の面積を誇り、都会のオアシスとして多くの人々に親しまれています。新宿ナイアガラの滝やビオトープなど、都市の中にありながら自然に触れ合える場所が広がっています。
公園内にはスターバックスコーヒーを中心に、テラス席でゆったりとお茶や食事を楽しめる「SHUKNOVA」もあり、訪れる人々にとって憩いのひとときを提供しています。


まとめ
それでは最後に「ヒルトン東京」の感想をまとめます。朝食とエグゼクティブラウンジは次回の記事にてご紹介します。
良かった点 ⤴
・高層階からの眺望
新宿のビル群を一望できる都会的な眺望が素晴らしい。
・高レベルのサウナ
高温のサウナと冷たい水風呂で、しっかりとした「ととのい」が体験できる。
・アクセスの良さ
新宿という便利な場所にあり、都心へのアクセスも抜群。
気になった点 ⤵
・寝間着が浴衣しかない
パジャマと浴衣が選べるとさらに良かった。
・アメニティが簡素
必要最低限のアメニティしかなく、少し物足りない印象。
・バスタブがちょっとせまい
足を伸ばしてゆったり入ることができない。


おわりに
ヒルトン東京は日本初の外資系ホテルとして長い歴史を誇り、日本国内でのホテル運営の経験を積んできた実力派のホテルです。
実際に宿泊してみると、2019年にエグゼクティブフロアがリニューアルされ、老舗ホテルながら古さを感じさせることなく快適に過ごせる客室でした。
スタッフの対応も誠実で、忙しい中でも丁寧に対応していただき、歴史と伝統が息づくおもてなしで心地よい滞在を楽しむことができました。
皆さんもぜひ、一度足を運んでみてください。
宿泊予約は「じゃらん」が便利です。
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エグゼクティブラウンジ・朝食について
エグゼクティブラウンジと朝食の様子は後編の記事でご紹介しています。
※後編の記事は現在執筆中です🚧



最後までご覧いただきありがとうございました〜
ヒルトン東京
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-6-2
TEL:03-3344-5111 FAX: 03-3342-6094
アクセス:都営大江戸線「西新宿」徒歩2分
開業年:1984年9月1日(移転後)
チェックイン15:00/チェックアウト11:00
お部屋:総客室数830室
大浴場:有り フィットネスセンター ※サウナ有り
駐車場:有り ホテル地下(280台 1,500円/泊 24時間)